先ずは設置場所を決めましょう、木工製品のお仏壇は①直射日光等が当たらず②エアコン等の風が常時直接吹き当たらないような場所が好ましいです、理由は①は日焼け②は乾燥です。お仏壇の大きさは、お位牌等の本数や大きさにも考慮してください、色合いは好みで大丈夫です。
よく住宅事情を問われる場合がありますが、ご心配な方は菩提寺の御住職にご相談してみてください。設置の方角なども仏教では指定されている方位はございませんので、設置の向きは比較的自由です。
設置場所が決まったら、その場所に収まるお仏壇の大きさを決めます。
●お仏壇の幅
(丸二仏壇では、最大幅と実用幅の表示を心がけております)
お仏壇の幅のサイズは扉を最大開いた状態を想定することが重要です! お仏壇の入る幅を計測します。
通常は、センチやミリメートルで表示しますが、「号」で表示されている場合があります。その場合は、号数に3をかけるとセンチに換算することができます。
※サイズは目安です。実際のサイズはお近くの店員にご確認下さい。
■実用幅
お仏壇には通常扉が2 枚ありそれぞれ二つ折りになっています。それを左右開いた幅が必要となり、それを実用幅といいます。
※実用幅は商品毎に表示しています(扉の開き方加減で増減します)。
■本体幅
扉を閉じた状態の戸幅の寸法が合数の基準です20号なら60cm。
■最大幅
扉を閉じて一番幅のある箇所を計測した幅です、画像の場合は上下のいすれかになります
●お仏壇の奥行き
奥行きは、お仏壇の側面の一番長い幅となります。
●お仏壇の高さ
仏間におさめる際には、高さにあわせて収まるサイズでも充分なのですが万が一、移動する ことを考えて、お仏壇より15センチ以上は隙間を作っておいたほうがよいでしょう。
お仏壇を設置する場所(洋室・和室・仏間)と設置する場所の広さ(幅・高さ・奥行き)を考慮してお仏壇の形を決めましょう。
※左のメニューより詳細な種類が表示されます。
お仏壇は、大きくわけて3 種類に分類されます。
●唐木仏壇
唐木仏壇は、黒檀や、紫檀など、銘木の美しい木目を活かした仏壇で金仏壇に比べるとシンプルな形ですが、とても落ち着いた重厚なお仏壇です。真宗以外の宗派では、この唐木仏壇が主流とされてきました。
唐木仏壇に使われる木は、主に熱帯地方で育つ広葉樹が多く、以前は中国を経由して輸入されたために「唐木」といわれるようになりました。
唐木仏壇は木の種類によっていくつかの種類があります。
[黒壇]
最高級といわれる木材。黒に木目が美しい。
耐久性に優れ、虫や菌に強いという特徴があります。
[紫檀]
黒檀と並んで、最高級。
木肌が緻密で赤茶色をしています。
その他にも、いろいろな種類の素材で作られたお仏壇が準備してあります。実際にご覧いただき、気に入った物を選びましょう。
また、最近では、金仏壇、唐木仏壇とは別に、伝統にこだわらないモダンなデザインの仏壇も人気です。
●家具調仏壇
名前の由来の通り、主に家具などに使用する材料にて創作デザインされたお仏壇です。メープル材・ウォルナット材・高級家具の材料と明るい色合い等、リビングに設置しても違和感のないようにデザインされており、明るい照明付が多いです。
●金仏壇
「金仏壇」は、正式には「漆塗り金仏壇」といいます。
主に関西地方を中心に、東海、北陸で多く祀られ、それぞれの地方の特徴により、京型、名古屋型、金沢型などと呼ばれることもあります。
昔はそれぞれの地域性が強かったお仏壇ですが、今は購入される方のお好みでとくに地方性にこだわる必要はありません。
金仏壇は、日本の伝統工芸品で、全体は黒の漆塗りで、内部には金箔が施されていますので、寺院のような荘厳さが特徴です。
※金仏壇を選ぶ時の注意
金仏壇の内部は、宗派によって、内部の形が違います。
浄土真宗用にも、本願寺派、大谷派、高田派など宗派によって内部のご本尊を安置する宮殿の形が違いますので、購入する際には宗派をまずご確認ください。
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